測量って言っても何を測るの?

 

こんにちは!

測量担当の安藤です。

皆さんが普段利用している道路には、いろいろな情報がちりばめられています。

私たちはそういった情報を測量し図面にすることが業務の一つですが、皆さんからすると

測量作業を行っている私たちを見かけた際に「測量って言っても具体的に何を測っているんだろう」と

疑問に思われたこともあるかと思います。

今回はそんな疑問に、私たち土地家屋調査士事務所が行う境界確定測量の中から具体例を挙げて

紹介致します。

先ずは、皆さん一度は見たことがあるであろう、境界杭です。

上から順に、コンクリート、プラスチック、金属鋲、金属プレートとなります。ほかにも、前述した

杭が設置できない場合にはカッターで刻印を入れる場合や、大昔から続く土地であれば苗字が側面に

彫られた石杭も存在します。

私たちが普段、確定測量を行うことになった場合はこういった境界杭を測量していきます。

続いては名古屋市で見られるちょっと変わったものです。

上から順に「丸八鋲」「座金」と言います。

これらは名古屋市内の道路境界を決めるために道路上に規則的に設置されているものです。

「丸八鋲」は街区(道に囲まれた1区画のことを言います)の角に設置されていることが多いです。

続いて「座金」について。こちらは道路の中心に打ち込まれていたり、幅の広い道路の場合は

道路境界から1~2mのところに打ち込まれていることが多いです。名古屋市内の土地の

境界確定測量をする場合、まずこれらの現地情報を測量して名古屋市に提出することで、道路との

境界線について協議を行っていきます。

いかがでしょう。ざっくりとではありますが測量と言っても、どういったものを測量しているのか

疑問に思われていた方々へ多少なりとも参考になれば幸いです。